平安文学と隣接諸学
王朝文学と交通

王朝文学と交通

 

【品切】

 

〈平安文学と隣接諸学〉第7巻

 

【目次】

 

律令国家の交通体系
  • 平安京からの道(木下 良)
  • 古代道路の遺構と復原(中村太一)
  • 水運と津の発達─琵琶湖・淀川を中心として─(南出眞助)
  • 架橋・浮橋・渡船(小笠原好彦)
  • 平安時代の関所(倉田 実)
  • 平安時代の交通手段)─輿車・馬・船─(石坂妙子)
  • 国司の赴任とその儀礼(宮崎康充)
  • 門出と餞別をめぐる習俗と文芸((増尾伸一郎)

 

平安時代の旅と道程
  • 受領層の旅(戸川 点)
  • 物詣の旅(原田敦子)
  • 大宰府への道のり─『源氏物語』と『高遠集』から─(田坂憲二)
  • 伊勢・熊野への道(北條勝貴)
  • 平安時代の貴族の巡礼ルートに関する歴史地理学的復原─藤原道長の   金峯山参詣を事例として─(朧谷 壽/天野太郎)
  • 絵巻に描かれた旅─鎌倉・南北朝期における祖師・高僧伝絵の制作をめぐって─(土屋貴裕)

 

歌枕の成立
  • 歌枕と名所意識(笹川博司)
  • 能因法師の歌枕の旅─奥州下向を中心に─(西山秀人)
  • 『枕草子』の地名(神尾暢子)

 

旅の文学と交通
  • 『入唐求法巡礼行記』と『参天台五台山記』(濱田 寛)
  • 『土佐日記』の航路─和泉の国編─(久保田孝夫)
  • 『紫式部集』越前への旅(藤本勝義)
  • 『更級日記』上洛の記─上総から武蔵へ─(山路直充)
  • 『栄花物語』の旅路(池田尚隆)
  • 喧嘩の舟路─『高倉院厳島御幸記』の随行─(深沢 徹)

 

仮構された旅路
  • 『伊勢物語』の東下り(島内景二)
  • 『うつほ物語』の俊蔭漂流譚(大井田晴彦)
  • 『源氏物語』の流離─玉鬘物語を中心に─(原岡文子)
  • 平安後期物語に見る交通─狭衣・浜松・寝覚・とりかへばやを中心に─(中西健治)

 

用語索引