西洋近代の都市と芸術
ニューヨーク　錯乱する都市の夢と現実

〈西洋近代の都市と芸術〉（監修＝佐藤直樹／喜多崎親／天野知香）第7巻

 
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デ・クーニング（ウィリアムズバーグ）

【目次】

序　幾何学的都市の錯乱（田中正之）　　7

主題としてのニューヨーク

• アフター・イメージとしてのニューヨーク─モダニティとモダニズムの狭間で─（小林剛）　　27
• ダイアン・アーバス、不在のニューヨーク（江崎聡子）　　48
• クレス・オルデンバーグとニューヨークの街路─《ストリート》と《都市のスナップショット》をめぐって─（田中正之）　　73
• 「他者」と出逢う街ニューヨーク─ソール・ベロー『犠牲者』再読─（相原優子）　　100

モダニズムの展開

• ニューヨークあるいはモダニズムの首都（尾崎信一郎）　　121
• 抽象表現主義のニューヨーク（大島徹也）　　144
• 屈折するモダニズム─マイケル・フリードのカラーフィールド絵画論─（加治屋健司）　　172
• ニューマンのパラドクス（沢山遼）　　192
• 知覚の探求者、写真家アルフレッド・スティーグリッツの誕生（日高優）　　218

ポストモダニズム─芸術への新たな視座

• ホワイト・キューブの外側─ドナルド・ジャッド、リチャード・セラ、ロバート・スミッソンの都市への眼差し─（松井勝正）　　241
• 「アンチ・イリュージョン：手続き／素材」展における「映像」と「彫刻」の交差（三輪健仁）　　268
• ポストモダンダンスと現代美術─《トリオＡ》のエニグマをめぐって─（外山紀久子）　　297
• “You See Everything in Black and White”─コーマック・マッカーシーの『特急日没号』論─（山口和彦）　　323

解体される境界

• ゲシュタルトとアッサンブラージュ─即興を巡るジャズと美術とビートニクの複雑で曖昧な関係─（林道郎）　　343
• ジョン・ケージと東洋、そして日本（白石美雪）　　367
• 冷戦の終結と現代美術のグローバル化─ロバート・ラウシェンバーグの国際交流プロジェクト─（池上裕子）　　388
• 世紀転換期のニューヨークの日本人作家たち（瀧井直子）　　411
• ニューヨークと草間彌生─1959年と1989年の批評から見る─（中嶋泉）　　436
• 時空を超えて─ポスト9.11のニューヨークで再生した『牛乳列車はもう止まらない』─（相原直美）　　457

あとがき（田中　正之）　　475

執筆者一覧　　477

図版目録　　488

索引　　502